三谷育英会について

当育英会は、初代理事長三谷進三氏(三谷産業株式会社前会長)により、昭和35年5月、同氏の私財をもとに財団法人三谷育英会として設立されました。

三谷進三氏は、家業継承のため学問への志を断念せざるを得なかった若き日の残念な思いを顧みて、学業優秀でありながら経済的理由だけで進学できない若者のつらさを思いやり、援助の手をさしのべるため、当育英会の設立を発起いたしました。

同氏の意志を尊重し、当育英会は石川県、福井県、富山県出身者で、高等学校もしくは大学に在学する、主として実業学部学科修学希望の学生、生徒のうち、学術優秀、学問への意欲旺盛でありながら、経済的理由により修学が困難な方に対し、学資の給与を行い、社会有用の人材の育成につとめてまいりました。

なお、この学資は返済の必要がありません。ただし、奨学生の学業成績や生活態度等により奨学金の停止や取消の場合があります。

その後、三谷産業株式会社より定期的に支援をいただくと共に、三谷進三氏より以下の多額の寄付を戴き基金の充実が図られました。1988年からは外国人留学生に対する支援も開始し奨学生の数を拡大してまいりました。

初代理事長三谷進三氏

三谷進三氏からの寄贈

1988年(昭和63年) 三谷産業株式会社株式 20万株
* 寄付に基づき外国人留学生に対する支援を開始しました。
1991年(平成 3年) 三谷産業株式会社株式 100万株
* 寄付に基づき奨学生数を、年間20数名から40数名に大幅に増員しました。
1993年(平成 5年) 1,000万円
1996年(平成 8年) 3,000万円
2000年(平成12年) 遺言により三谷産業株式会社株式100万株
ニッコー株式会社株式105万株
*寄付に基づき奨学生数を、年間60数名に大幅に増員しました。

このように当育英会は、故三谷進三氏の私財とその後の寄贈により基金を充実し、同氏の意志を反映して育英事業を拡大しています。